【新人ナースあるある】命がかかる「指示受け」は、今も忘れられない
こんにちは、病室のすみっこナースです。
今日は新人ナース時代、多くの人が一度は通るであろう
「医師からの指示受け」についてお話しします。
経験者なら、タイトルを見ただけで
「うっ…」となった方もいるかもしれません。
電話が鳴った瞬間、空気が変わる
ナースステーションが慌ただしく回っている中、
突然鳴り響く内線電話。
受話器を取った瞬間、相手が医師だと分かったときの、
あの独特の緊張感。
まだ新人だった頃は、それだけで心拍数が一気に上がりました。
ペンを持つ手は震え、耳は受話器に張り付き、
周囲の音が一気に遠のく感覚。
「今から言われる内容は、全部命に直結する」
その重みを、体で感じる瞬間です。
指示の内容が頭に入らない恐怖
「〇〇mgを、〇〇ルートで、至急」
この一文に、
薬剤名・量・投与経路・緊急性、
すべての情報が詰め込まれています。
新人の頃は、
分かっているはずなのに、頭が一瞬フリーズする。
メモは取っているのに、
文字が震えて読めない。
「今、ちゃんと聞けた…?」という不安が押し寄せます。
復唱の「間」が一番こわい
勇気を出して「復唱します」と伝え、
口を開いた瞬間に訪れる沈黙。
ほんの一秒なのに、
体感では数十秒。
さらに追い打ちをかけるのが、
先輩ナースの無言の視線。
何も言われていないのに、
「合ってる?本当に大丈夫?」と
自分自身を追い詰めてしまう。
それでも最後まで復唱し、
電話を切ったあと、受話器を置く音が
やけに大きく響いた記憶があります。
終わっても、安心できない
電話が終わった直後、
大きく息を吐いて胸をなで下ろす。
……でも、安心は一瞬だけ。
すぐにメモを二度見、三度見。
薬剤集を開き、ルートを確認し、
「本当にこれで合ってるよね?」と自問自答。
新人ナースの「指示受け」は、
電話が終わってからが本番なのかもしれません。
今振り返って思うこと
当時はトラウマ級だった指示受けも、
経験を重ねるうちに、少しずつ落ち着いて対応できるようになりました。
でも、あの緊張感があったからこそ、
今も指示を軽く扱わず、
必ず確認する姿勢が身についている気がします。
新人ナースのみなさん。
手が震えるのは、真剣に向き合っている証拠です。
その経験は、きっと無駄にはなりません。